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- ◆『海獣の子供』なぜ賛否を巻き起こす結果に?作品のテーマやアニメーション表現から考察五十嵐大介による同名の漫画作品を、『マインド・ゲーム』(2004年)、『鉄コン筋クリート』(2006年)など、異色の作品を多く手がけてきた、「STUDIO4℃」によって製作された劇場長編作品、『海獣の子供』
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1ニライカナイφ ★2019/06/15(土) 07:16:54.63ID:VLpHdt979 ◆ 『海獣の子供』なぜ賛否を巻き起こす結果に? 作品のテーマやアニメーション表現から考察
五十嵐大介による同名の漫画作品を、『マインド・ゲーム』(2004年)、『鉄コン筋クリート』(2006年)など、異色の作品を多く手がけてきた、「STUDIO4℃」によって製作された劇場長編作品、『海獣の子供』。力の入った映像表現に圧倒される声が多い一方で、ストーリーや登場人物のセリフなどに難解な点が見られ、その評価は、かなり割れていると感じられる。
ここでは、そんな本作『海獣の子供』のテーマやアニメーション表現について考えながら、どのあたりが賛否を呼び起こす理由になっているのか、それらの謎をできるだけ深いところまで潜って、考察していきたい。
■ “感覚”の世界を表現すること
「ミュージシャンズ ミュージシャン」という言葉がある。これは、プロのミュージシャンたちが聴いて参考にするような音楽を作っている人物を指す言葉だ。漫画家・五十嵐大介は、その意味でクリエイターたちに影響を与えるような作品を作る、「クリエイターズ・クリエイター」といえるような存在である。アニメーション界のなかでも尖った作品が多い、STUDIO4℃に映画化を切望されたといのも、その証左であるといえるだろう。
原作となった漫画『海獣の子供』で、まず注目すべきなのは、その圧倒的な描写力だ。とはいえ、その魅力は誰にでもすぐに理解はできないかもしれない。基本的にボールペンを使用して描いているところもあり、一見すると描きなぐった雑な絵のようにも見え、むしろ下手くそだと感じる人もいるだろう。
問題は、何をもって“絵の上手さ”だとするかである。五十嵐大介の作品にあるのは、コミック風の流麗なペンタッチや、正確に仕上げるトーンワークなどの職人的な漫画製作というよりは、現実の世界から受け取った印象や感覚を、“記号的”な表現にできるだけ変換せずに、活きたままに描写するという、「絵」という表現方法が本来持っていた、より根源的な存在意義としての“上手さ”である。
描く対象を立体的にとらえ、重量や質量を感じるような、実在感をともなった表現。これによって、読者は現実に近い感覚を味わうことができるのだ。雨粒が顔にかかる感触、素足の下の砂が波で動いていく肌触り、誰もいない教室で寝そべったときの床の温度……。それらが、魔法のように伝わってくる。
劇場長編作品として編み直されたアニメーション版『海獣の子供』は、そんな繊細な感覚を呼び覚ます絵柄を、動画として表現し直している。五十嵐作品の絵に魅了されたことのある観客ならば、それだけで感動してしまうだろう。作画では、例えば人物の顔だけを見ても、鼻の頭や頬骨のあたりにニュアンスとしての無数の線や、まつ毛がたくさん描き込まれていたりなど、アニメ作品として異質とすらいえるような、原作の雰囲気に近いビジュアルが実現している。
線が多くなるだけで、それだけ作画に時間と労力がかかってしまう。人物以外に、ウミガメやジュゴン、イルカ、サメ、クジラなど、海洋生物の描写については、3DCG技術も併用しながら、夥(おびただ)しい数の個体数とカット数、水しぶきや泡などが、動画として表現されていく。
例えば、原作でも印象的だった、土砂降りの雨のなかを、主人公である14歳の少女・琉花(るか)が自転車に乗って走っていくシーンは見事だ。身体に感じる水がかたまりのように感じ始め、ついには水中を進んでいくように思えてくるという、感覚から生じていく空想が、そのまま映像として表現されていく。
こうやって得られる、人間の主観的な経験に近い、“生(なま)”の感覚というのは、次第に展開がエスカレートしていく後半部において、効果を発揮してくる。海中で巨大な生物に遭遇するおそろしさや、海の不思議、また宇宙の神秘に触れるという、現実を超越した世界が、あたかも現実と地続きにつながっているような気がしてくるのである。
※続きは下記のソースでご覧ください
https://realsound.jp/wp-content/uploads/2019/06/20190613-kaijunokodomo-main-950x404.jpeg
https://realsound.jp/wp-content/uploads/2019/06/20190613-kaijunokodomo-sub3.jpeg
https://realsound.jp/wp-content/uploads/2019/06/20190613-kaijunokodomo-sub1.jpeg
https://realsound.jp/wp-content/uploads/2019/06/20190613-kaijunokodomo-sub11.jpeg
リアルサウンド 2019/06/13
https://realsound.jp/movie/2019/06/post-374100.html
111名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 17:22:56.22ID:1YcwtP9e0
さっき見てきた。
普段ガラガラの田舎のシネコンなのに最前列以外全部埋まっててビビったわ。
映像はジブリや君の名は。が霞むくらい凄い。
ただクライマックスあたりで脳が疲れたのか眠くなってきてしまって祭りが何だったのか、海と空がどうなったのか良くわからんかった。
106名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 16:03:25.92ID:IQGiDJvl0
この程度の意味わからんてヤバいだろ
恥ずかしいレベル
107名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 16:20:06.96ID:S0ZzZvZ40>>106
説明よろしく
108名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 17:07:22.55ID:IQGiDJvl0>>107
え?逆に何がわからんかったかわからん
セリフでも説明してるし
121名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 18:18:59.80ID:CVCLQT1B0>>108
この映画を言葉にまとめるとどうなるのかがわからん
よろしく
129名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:07:30.64ID:IQGiDJvl0>>121
言葉で考えるなという話
言葉で考える以上、言葉の枠を出ない
どんな素晴らしい感情も言葉にすると陳腐になるように
逆に言葉なんてないのに透き通った海、暗い海、あるいは夜空に君は何かを感じる
つまり言語化される前のメッセージを受けとる
それをキレイとか怖いとか言語化してしまった瞬間、削ぎ落とされるメッセージがある
つまりこの映画はメッセージを再び非言語化しようとする物語
理解した?その上であえて陳腐な言葉で言うぞ
宇宙が始まり星たちを作り、広かっていく過程で地球が生まれた
地球は独立した次元にある世界ではなく、その宇宙の生命活動の過程にある一つ
ましてや人間は特別なわけではなく、他と変わらぬ生物であり、生物は自然であり
自然は地球であり、地球は宇宙である。またその逆も真であり、つまり人間は宇宙である
祭のシーンはそういう映像のメッセージ。例えば細胞一つ一つが銀河の渦になったり
これらはスピリチュアルでも電波でもなく
結局は宇宙から生まれた原子により構成されているというそもそも論なんだけど
とにかくという経験をしたのが祭りのシーン
130名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:14:24.61ID:gHB1iGYR0>>129
やっぱよくわからんわ
134名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:20:35.47ID:IQGiDJvl0>>130
要は人間は宇宙の破片
この宇宙にあるあらゆるものはビッグバンによって散らばる宇宙の欠片なのだから
ルカは最初同級生たちを全く理解できず孤立していた
しかし生命の始源を経験して、自らと他人の共通項
他人と他人の共通項を見つける。
つまりあの嫌いな同級生の中に海と空の存在を感じる
それで再び人とのつながりを取り戻した
そういう話
145名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:50:54.55ID:FoFzAPBm0>>134
実際はそういう思考と感覚を得たとしてもそれを人間社会に落とし込んで関係を取り戻す、ってのは無理よな
宗教かなんかの思い込みか洗脳がないと無理 シラフだと発狂する
239名無しさん@恐縮です2019/06/16(日) 08:51:13.87ID:MLnrG89Z0>>145
なるほどちょっと全体の話わかったかも
もう一回見てみるかな
何で急に仲直りしてんの?とか思ってたわ
245名無しさん@恐縮です2019/06/16(日) 09:54:45.72ID:3k1p22xU0>>239
説明しか読んでないが、そんなイメージビデオみたいなので
感動できるものなのか?
説明は上手だと思ったけど
246名無しさん@恐縮です2019/06/16(日) 10:33:14.89ID:MLnrG89Z0>>245
こないだ見た時は頭がおっつかなくて
呆然としてしまったけど映像の凄さは半端ないから
意味わかってみたらどうなるんだろ
29名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 08:52:17.95ID:/gZPKlgK0
もともとマニアックなマイナー映画
主題歌が米津で芦田愛菜が声優だから
こうやってエンタメニュースで挙げられてるだけ
34名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 09:42:49.00ID:UQtwrezA0>>29
マニアックな映画に何で大金投入出来たのかが不思議
38名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 09:58:47.16ID:57Jch5EI0>>34
スタジオ4℃ ではふつうのこと
227名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 23:36:32.14ID:z53fSaTS0
原作も読んでみたけど、作者は自分が何を描きたいのか、自分の考えがまったくまとまってなかったんだと思うわ。
強く訴えたい主題があるなら、あんな淡白な描写で終わるはずがない。
84名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 12:01:32.70ID:gdvpT8bo0
予告見たら鯨が下から上がってくる映像が怖かった
138名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:36:38.75ID:xhZ8jsgE0
97 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2019/06/15(土) 14:39:03.35 ID:IQGiDJvl0 [1/7]
めっちゃおもしろかった
韓国人の知り合いに難しいかもしれんと勧めたら
日本人はこの程度の抽象表現も読み解けんの?学校教育見直せよと言われた
こんなことを言う奴が褒めてるのか…
142名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:45:07.32ID:IQGiDJvl0>>138
韓国人てものはっきり言う辛辣なとこあるから仕方ないだろ
付き合って見れば素直だってのわかるんだけど
逆にこっちが思ってもない慰め言うと
そんなこと良いから本音聞かせろ。成長出来ないから
っていうスタンス。日本人バカにしてるってより真剣でそう思ってんだろうな
143名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:47:05.08ID:xhZ8jsgE0>>142
この映画の感想を言うのに韓国人とのエピソードいるわけ?
147名無しさん@恐縮です2019/06/15(土) 19:52:30.97ID:IQGiDJvl0>>143
ぶっちゃけ俺も同意な部分あるからね
韓国の教育がどうか知らんけど
アートが意識高い系のものという感じじゃなく街に根付いてたのは驚いた
そもそもポンジュノが大ヒットする国だしな
よく考えたら日本人は抽象表現を読みとく訓練や
その経験すら少ない気がする
この映画は入門としてはかなりいいから
わからないとバカにしてる暇あったらわかる努力してほしいわ
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