台本は前作に引き続いてアキヴァ・ゴールズマン(ハンコック)が担当、しかも今回はデヴィッド・コープ(インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国)が加わっているのでエンタメ度の高さは推して知るべしという感じです。
何しろ本作に登場するイルミナティとはかつてカトリックに弾圧された当時の最先端を行く技術や思想を持った科学者たちが地下に潜って組織した秘密結社。
そのイルミナティが現代に復活し、カトリックに復讐するために用いたアイテムがやはり最先端の技術である反物質だったというユーモアがとてもブラックだし、カトリックの教義(伝統)と最先端の科学(革新)の確執がラストの謎解きに大きなウェイトを占めてくるのですが、いささか皮肉なひねりを加えていて印象的な締めくくりと云えます。
前作のソフィー・ヌヴーに変わってラングドン教授のお相手を務めるヴィットリア・ベトラ(アイェレット・ゾラー)は反物質の精製に関わった科学者で、インテリでありながらお茶目な一面があり、ヴァチカンの極秘資料室でガリレオの著者を引きちぎって持ち出してしまうシーンはあまりの豪快さに大爆笑で、これにはさすがのラングドン教授も目を点にしてさかんに「私じゃない…」またユアン・マクレガーの出演は本作の大きな見どころの1つと云えます。

powered by Auto Youtube Summarize

おすすめの記事