日常生活と感染防止の両立 新型コロナ 暮らしを守れ

休業要請の線引きは、どのように行われるのでしょうか。
それによって、わたしたちの暮らしにはどのような影響があるのでしょうか。

線引きをめぐって街には混乱が広がっていますが、わたしたちの暮らしも不安があります。
防災システム研究所所長・山村武彦さんとお伝えします。

加藤綾子キャスター「わたしたちが緊急事態宣言が出ている期間、どのような生活を心がけたらいいのでしょうか。まずは、『買いだめはだめ。買い物は短時間で』ということですが?」

山村武彦さん「誰かが買いだめに走ると、それは混乱のもとになります。自分が混乱のもとにならないように買いだめはしない。十分、ありますからね。また買い物は感染リスクがありますから、できるだけ短時間で済ませる」

加藤綾子キャスター「人が密集してしまう3つの密に当てはまってしまうということですよね。ですから、なるべく買い物は短時間で素早く済ますということですね。続いて『疎開しない』。これは?」

山村武彦さん「タイのバンコクで、非常事態宣言のあとに、閉鎖された商業施設やお店の人たちが一斉に国へ帰ったんですね。そしたら、地方で一気に感染が発生したんです。そういうことにならないように、自分が感染のもとにならないように、もしかしたら症状が出ていなくてももしかしたらうつすかもしれない」

加藤綾子キャスター「でも宮家さん、難しいですよね。きょうも“東京脱出”なんてワードがSNSで」

コメンテーター・宮家邦彦氏「今のタイの話は、インドでも同じようなことが起きているんですね。疎開というのは、一昔前の東京大空襲があるから疎開したと。だけど、ウイルスというのは空襲と違ってどこでも起きるんですよ。人が集まったところで出てくるわけだから。疎開したらいいわけではない。むしろ家にいてください」

フジテレビ 風間晋解説委員「でもタイの場合は、仕事がなくなっちゃって、都会で生きていけないから、しょうがないから地方に戻る。いわゆる感染疎開というのは、全然別物ですよね」

加藤綾子キャスター「自分たちの生活もかかっていたということですね。また最後、『緊急家族会議』を。これはどういうことですか?」

山村武彦さん「外出自粛で1カ月過ごさないといけないから、どうやって過ごすのか家族で話し合ってみると。本来ならば、行政がそういう1カ月自粛した生活モデルを提示すべきだなと思います。例えば、運動不足にもなりますからどうするの、買い物をするにはどうするのみたいなことも話し合ってほしいと思います」

加藤綾子キャスター「親御さんもお子さんとどうずっと接していいのか、ここはすごく難しいところだと思います。それは、今の状況を丁寧に説明すること。これが大事になってくるんでしょうね」

山村武彦さん「情報とか意識を共有することだと思います。つつましく礼節をもって過ごしてほしい」

(2020/04/07)

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