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新型コロナウイルスへの対応を続ける医療従事者に敬意や感謝の意を示すため、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」6機が29日、東京都心を飛行、初夏の澄んだ青空に、白のスモークで長い直線を描いた。
空自の精鋭パイロットたちは空自入間基地(埼玉県狭山市)を出発。高度約800~1400メートル上空で8の字を描くルートを2周し、アクロバット飛行を約20分間披露した。
1周目は全6機のすべてがスモークを引く基本隊形「デルタ・ローパス」。2周目には5本のスモークを引く「フェニックス・ローパス」と編隊を変え飛行した。「フェニックス・ローパス」は東日本大震災で松島基地(宮城県東松島市)が甚大な被害を受け、松島基地航空祭を長い期間開催できないなか2014年8月、松島基地復興感謝イベントで初披露された「不死鳥」の隊形。新型コロナと闘う医療従事者や日本国民の無事を祈る意味を込めての飛行となった。ルート付近には新型コロナ患者を受け入れている医療機関が点在している。
JR東京駅前では多くの人が、青空に映える白線とブルーの機体をスマホに収めるなどしていた。
多くの患者を受け入れてきた自衛隊中央病院(世田谷区)の屋上には約300人の医師や看護師を含む病院関係者が集まった。編隊が上空を通過すると、「初めて見た。すごい」とカメラを向けたり、「ありがとう」と手を振る人の姿も見られた。
河野太郎防衛相は同日の記者会見で「医療関係者やさまざまな方が感染拡張防止に努力されていることに敬意を表する」と述べた。空自によると、ブルーインパルスが都心を飛ぶのは14年5月の旧国立競技場のお別れイベント以来。
米ニューヨークなど海外でも、軍がアクロバット飛行により医療従事者に感謝する試みが行われている。
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