黒人暴行死への抗議・・・40以上の都市“外出禁止令”(20/06/01)

アメリカで先月、黒人男性が白人の警察官に首を押さえつけられ死亡した事件で、抗議のデモが全米140の都市に広がり、40以上の都市で夜間外出禁止令が出されています。これは、人種差別の撤廃を訴えたマーチン・ルーサー・キング牧師が1968年に暗殺された時を超える規模だといいます。

多くの人は平和的な抗議をしていますが、一部のデモ隊は暴徒化していて、略奪を行う人も出ています。一方、警察の対応も苛烈になっていきます。デモ隊に囲まれた警察車両が、バリケードごと車を発進させ、人々を押し倒しました。また、別の州では、デモ参加後、家に帰ろうとしていた大学生が、突然、警察に拘束されました。学生は“黒人生徒が多いこと”で著名な大学の生徒でした。警察は、関わった警官2人を解雇しました。また、生中継をしていたCNNの記者やカメラマンなどが、何の説明もなく、その場で逮捕されました。すでに、デモ隊に対する警察の発砲などで、少なくとも3人の死者が出ています。

全米各地が混沌とするなか、トランプ大統領はツイッターで「ミネソタ州知事に『軍が援護する』と伝えた。強奪行為が始まったら銃撃開始だ」とアメリカ軍による武力鎮圧をちらつかせました。さらに、先月30日、「抗議活動は暴徒や略奪者、アナーキストによって汚されている。暴力と破壊行為が反ファシズム主義と極左によって扇動されている」と主張しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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