アルメニア

アルメニア, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=6364 / CC BY SA 3.0

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アルメニア

アルメニア共和国(アルメニアきょうわこく、)、通称アルメニアは、南コーカサスに位置する共和制国家。東ヨーロッパに含められることもある。首都はエレバンで、黒海とカスピ海の間にある内陸国であり西にトルコ、北にジョージア、東にアゼルバイジャン、南にイランとアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァン自治共和国と接する。1991年にソビエト連邦から独立した。ナゴルノ・カラバフを巡ってアゼルバイジャンと、アルメニア人虐殺に対する歴史認識をめぐってトルコと激しく対立していたが、近年はアルメニア大統領が両国を訪問するなど関係修復を目指して対話を行っている。

正式名称はアルメニア語(アルメニアアルファベット)で、(ラテン文字転写: Hayastani Hanrapetut'yun)。通称、(Hayastan)。

英語の公式表記は、"Republic of Armenia"。通称、"Armenia"。

日本語の表記は、アルメニア共和国。通称、アルメニア。

アルメニア人は自らを(hay)ハイ(複数形は(hayer)ハイェル、または(hayk')ハイク)、国をハヤスタン、または(Hayk')ハイクと呼ぶ。

正式名称Hayastani Hanrapetut'yunの語源は、アルメニア人の始祖ハイク・ナハペトとペルシャ語で国を示す接尾語スターン (地名)から来ている。
アルメニアは、ハイ族の王アルメナクから来ている。

先史時代にはがあったことが知られており、文明の早い時期から車輪が使われていた。

紀元前6世紀頃には国際的な商業活動を盛んに行っていたと言われ、紀元前1世紀にアルメニア高原を中心に大アルメニア王国を築き繁栄した。しかしローマ帝国とパルティア、サーサーン朝ペルシア帝国の間で翻弄され、両国の緩衝地帯として時に属州となることもあった。

1世紀頃にはキリスト教の布教(十二使徒聖タデヴォス、聖バルトゥロメウスが伝道し、殉教した)、2世紀にはアルメニア高地の各地にキリスト教徒がかなりの数に上ったと伝える(カエサリアのエウセビウス(260–339年)『教会史』)。

紀元301年には世界で初めてキリスト教を国教とした。

405/406年、アルメニア文字がメスロプ・マシュトツ(361–440)によって創始された。

その後サーサーン朝ペルシアの支配下に入り()、更にアラブの侵攻を受けるが()、9世紀半ばにはが興り()、独立を回復。

しかしバグラト朝も長くは続かず、セルジューク朝()、、モンゴル()・ティムール朝()などの侵入が相次いで国土は荒廃。このため10世紀に多くのアルメニア人が故国を捨てる(ディアスポラ)ことになった。

1636年にアルメニアはオスマン帝国()とサファヴィー朝ペルシア()に分割統治された。

1826年に始まった第二次ロシア・ペルシア戦争の講和条約・トルコマンチャーイ条約(1828年)によってペルシア領アルメニアはロシア領となる。

19世紀後半になるとオスマン帝国の支配下にいたアルメニア人の反発も大きくなり、トルコ人民族主義者との対立が激化。20世紀初頭に至るまで多くのアルメニア人が虐殺され(アルメニア人虐殺)、生き残ったアルメニア人も多くは欧米に移住するかロシア領に逃げ込んだ。

ロシア革命後に民族主義者によりアルメニア第一共和国が樹立されるが、赤軍の侵攻により崩壊し、1920年にアルメニア社会主義ソビエト共和国が成立した。1936年まではザカフカース社会主義連邦ソビエト共和国を構成していた。

1988年にアゼルバイジャン共和国にあるナゴルノ・カラバフ自治州でアルメニアに帰属替えを求めるアルメニア人の運動が起り、これに反発したアゼルバイジャン人との緊張の中で衝突が起り、両国の本格的な民族紛争(ナゴルノ・カラバフ戦争)に発展した。

1991年にソ連保守派のクーデターが失敗した為、同年9月にアルメニア社会主義ソビエト共和国は「アルメニア共和国」として独立を遂げた。10月17日、大統領選挙でレヴォン・テル=ペトロシャンが圧勝した。

しかしカラバフを巡るアゼルバイジャン人との紛争は現在も続いている。1991年12月21日、独立国家共同体(CIS)に加盟、同年12月25日付でソ連邦は解体・消滅しアルメニアは晴れて独立国家となった。
政体は共和制である。国家元首は大統領で、任期は5年。大統領は、首相を任免し、首相の提案によりその他の閣僚を任免する。

一院制の国民議会があり、任...

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